大切な人たちを結婚式へとお招きする招待状は、結婚式準備の最初の大切なアイテムです。ここでは、招待状の準備から発送までの手順や、覚えておきたいマナーをご紹介します。
目次
招待状の準備とスケジュール
招待状とは結婚式へ招待する正式な案内状の事です。結婚式・披露宴の内容が記された本状や返信はがき、会場案内、挙式案内、スピーチや余興の依頼状などで構成されています。
招待客のリストアップ … 約4か月前
まずは、おふたりと両家両親とで誰を招待するのかを確認し、リストアップを進めましょう。招待状を発送する前に相手に一度電話などで招待する旨を伝え、出席してもらえるか確認しておくと良いでしょう。
このリストは招待状以外にも、席札などのペーパーアイテムや引き出物の発注、そして、今後の年賀状作成の際にも利用できますので、住所や郵便番号、名前や役職名は誤字脱字のないように作成しておきましょう。
招待状は手作りするか?オーダーする?
招待状を手作りするか、オーダーするかは二人で良く相談して決めましょう。手作りをすれば、完全オリジナルで予算も抑えられるでしょう。
だだ、手作りをする時間や手間がかかります。当日のペーパーアイテムもお揃いにするのなら、その作成にも同じように時間がかかりますので、その点を踏まえて検討しましょう。
文面などのルールやマナーなどは事前に会場のプランナーさんに確認してもらうと良いですね。
招待状の発注 … 約3か月前
招待状には本文だけでなく、下記のような様々な案内を同封します。
本状
招待状の本文を入れ、日時と場所(会場名)、差出人、返信の締め切り日などを入れます。差出人は両家の親か本人(ふたり)が一般的ですが、本人が差出人で親から挨拶文を後に差し込む形もあるようです。
また、返信の期日は披露宴の約1か月前に設定すると引き出物の手配や配席などがスムーズに進むので良いでしょう。
返信はがき
招待客に出欠を記入して返信してもらうはがきです。返信先の宛名は新郎側のゲストは新郎宅へ、新婦側のゲストは新婦宅へとします。
会場案内
最寄り駅から会場までの交通手段や車で来る方への駐車場の案内などが入った図面です。ほとんどの会場に用意があるので、確認してみましょう。
挙式参列の案内
挙式に参列してほしい場合は、挙式の開始時間や場所の記載が入った案内状を用意します。
スピーチや余興の依頼
披露宴でスピーチや余興をお願いしたい人には、その旨を記した依頼状を用意します。ただしその際には、事前に電話などでお願いしておく方が良いでしょう。
宛名書き
招待状が完成したら、いよいよ宛名書きです。毛筆や万年筆で手書きをするのが一般的ですが、書く時間がなかったり、字に自信がない方は、料金はかかりますが、会場で筆耕(プロの代筆)をお願いすることもできます。
宛名は出席してほしい人の名前をすべて書きましょう。
(ご夫妻で招待の場合)○○ △△ 様
令夫人
(ご家族で招待の場合)○○ △△ 様
ご家族様
また、手渡しの場合は住所は書かなくて良いでしょう。
発送 … 約2か月前
発送の際の切手は慶事用のものを使用しましょう。返信はがきにも貼る事を忘れずに!心配な場合は事前に郵便局へ確認しておくと安心ですね。手渡しの場合は六輝(大安や友引など)に気を付けて渡す方が無難です。
集計 … 約1か月前
返信はがきが戻ってきたら、出席人数の集計をしましょう。招待状の宛名が間違っていたという事もあるかもしれないので、ここでもう一度名前の漢字を確認し、当日の席札や配席表に誤りがないようチェックをしましょう。
素敵な招待状を作ろう
このように、ふたりの結婚式のスタートが招待状といっても過言ではありません。
本文の文面や宛名、封入の仕方など、マナーに気を付けなければいけないこともありますが、招待状を受け取った人が、結婚式当日を想像してワクワクしてもらえるような、素敵な招待状にしてくださいね。