結婚する際に提出する婚姻届け。
男性が女性の苗字に変わることもありますが、まだまだ女性が男性の苗字に変わることが多いのが実情。女性は入籍した後もやるべきことが多く、かなりの労力を注がなくてはなりませんよね。私の周りでは、忘れ物をしてしまったことで、市役所に2回も婚姻届を提出しに行くことになった友人がいます…。
そこで今回は、婚姻届をスムーズに受理してもらえるように、婚姻届記入時のポイントや、提出時に必要な持ち物をまとめました!
目次
婚姻届の記入ポイント
婚姻届は役所やインターネットなどから気軽に入手できますが、多くの記入項目があるので戸惑ってしまうかもしれません。
ここでは意外と知られていない本籍について、そして記入漏れしがちなポイントを解説します。
本籍地はどこでもOK
本籍地は実家の住所のことだと思いきや、実は日本国内の住所ならどこでもOK。中には皇居やディズニーランドなどを本籍地にしている人もいます。
そのためプロポーズをした場所や、思い出の旅行先を本籍にしてもかまいません。本籍をどこにするか、2人で話し合ってくださいね。
証人欄を忘れずに記入してもらう
婚姻届の右側に「証人」欄があります。ここは自分たちで記入する箇所ではないので、見落としてしまいがち。必ず証人となる人に、予め記入してもらいましょう。押印も忘れないようにしてくださいね。
未成年の場合、両親の同意の意向をその他欄に記入する
未成年者が婚姻届を提出する際は、父母の同意が必要です。婚姻届の「その他」欄に以下のように記入し、押印をもらっておきましょう。
例
〇〇(夫の名前)の婚姻に同意します。
夫の父 ●●(名前) 夫の母▲△(名前)
入籍手続きに必要な持ち物を準備しよう!
入籍の手続きはするべきことが多くあり、忙しい日々が続きます。せっかく婚姻届を提出しに行ったのに、もし忘れ物があったら婚姻届を受理してもらえません。そして再度提出しに行かなくてはなりません。婚姻届を一回の提出で受理してもらえるよう、必要なものをチェックしましょう。
婚姻届
絶対に忘れてはならないのが婚姻届。記入すべき項目をなるべく記入して持っていきましょう。わからない箇所は、空白でも構いません。窓口の人が教えてくれるので、その場で記入できます。
ただ、証人欄など自分たち以外の人が記入する項目は、その場では対応できませんよね。先ほどご説明した内容を参考に、証人欄は必ず記入してあるか確認しておきましょう。未成年の場合は、その他欄に両親の同意が記入されていることも確認しましょう。
夫婦それぞれの印鑑
夫の苗字と、妻の旧姓の印鑑が必要です。印鑑は認印でも問題ありません。シャチハタなどのスタンプ印は不可です。
万が一婚姻届に訂正するべき箇所があった場合、その場で対応できるよう、必ず印鑑を持参してください。不備があると、せっかく決めた結婚記念日に入籍ができないかもしれません。
戸籍謄本
本籍が届出地ではない場合、戸籍全部事項証明(戸籍謄本)が必要です。例えば、東京都中央区に婚姻届を提出する場合を例に、考えてみましょう。
本籍地は意外と気にする機会が少ないので、もしかしたら自分が思っていた場所ではないかもしれません。市役所に行く前に確認をしておきましょう。
- 夫の本籍地:埼玉県川口市 →本籍が届出地と異なるので、戸籍謄本が必要
- 妻の本籍地:東京都中央区 →本籍が届出地と同一なので、戸籍謄本は不要
写真付きの公的な本人確認書類
公的な本人確認書類を持参しましょう。運転免許証やパスポート、個人番号カードは顔写真が付いているので、それだけで本人確認書類の役割を果たせます。
これらを持っていない場合は、書類が2点以上必要になる場合が多いです。提出先の市役所ホームページを見る、窓口に電話する、などで確認してみてください。
婚姻届をなるべく不備なく記入しよう!
今回は婚姻届を記入する際のポイントや、提出しに行く際の持ち物をご紹介しました。入籍前後は手続きするべきことが多いので、せめて婚姻届は一発で受理してもらえるように万全の準備をしておきましょう!
しかし、どんなに気をつけていても、人間ですから書き損じや不備があるかもしれません。そのときのために婚姻届を3枚程度入手してもいいですね。少し手間をかけてしまいますが、証人欄なども全て記入しておいてもらいましょう。
大変だとは思いますが、2人で協力して、楽しみながら入籍手続きをしてくださいね!