披露宴の楽しみというと「料理」ですよね。最近では「フランス料理」のプランが多く、年齢層が高い場合でも洋食と和食が楽しめる「和洋折衷料理」が用意されることも増えているため、ナイフやフォークを使わなければいけないことが多くなってきます。
食事を楽しみたいけど、テーブルマナーがわからない人やナイフとフォークの使い方が不安・・・という人もいますよね。今回はそんな心配がないように「フランス料理&和洋折衷料理」のテーブルマナーをまとめたいと思います!
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披露宴の料理で最も多く提供されているのが「フランス料理」です。フランス料理ではフルコースがふるまわれるケースが多くナイフやフォークを使うのが一般的になっています。特に、フルセッティングでは、カトラリー(ナイフやフォークなどの総称)の種類が多いので、どの料理にどのカトラリーを使えばいいのかわからない!という人も多いでしょう。ここでは、フランス料理のテーブルマナー、そして、食事のマナーを説明していきますね。
目次
フルセッティングの場合のマナー
テーブルにナイフやフォーク、スプーンなどカトラリーの種類も多くセッティングされています。基本的な使い方を説明しますね。
中央にお皿があり、その上にナプキンが置かれています。右側にナイフが3本&スプーン1本、左側にフォークが3本置かれています。
フランス料理のコースでは、はじめに前菜、次にスープ、魚料理、肉料理の順番で料理が出てきます。
前菜
1番最初に出てくるのは「前菜」です。1番外側のナイフ&フォークを使います。
スープ
スープは右側に置かれている「スープ用のスプーン」を使ってください。
魚料理
魚料理は外側にあるナイフとフォークを使います。前菜用のナイフとフォークは、前菜を食べた際にお皿と一緒に下げてくれていますので、魚用のナイフとフォークを食べる時には1番外側になっているはずです。
食べるときは外側から!
このように「食べる時は外側から」と覚えておくと、簡単ですよね。なにも心配はいりません。万が一ナイフとフォークを間違ってしまっても、スタッフが次の料理に使うナイフとフォークを用意してくれますので安心してください。
実は私の主人が過去にフォークとナイフを間違ってしまったことがあったんです。でも、スタッフの方が気づいてくれて、こっそりナイフとフォークを用意してくれました。上司の結婚式に参加していたときだったのですが、スタッフの方の配慮により、恥をかくことなく食べることができて感謝しました!
略式セッティングの場合のマナー
近年では、フルセッティングより略式セッティングで和洋折衷料理を注文する新郎新婦が増えてきています。
フルセッティングより使うカトラリーが格段に減り、お箸も用意されている場合が多いので、不安なく食事を楽しむことができます。
略式セッティングでは、カトラリーが「ナイフ・フォーク・スプーン」をそれぞれ各1本ずつ用意されています。そして「ナイフレスト」と言われるナイフやフォークを置く物が用意されています。
箸置きのようなもので、1皿食べ終わるごとにナイフとフォークをナイフレストの上に置くのがマナーになっています。また、お箸もテーブルの上にセッティングされているので「食べにくいな~」と思ったら遠慮なく使うようにしましょう。
食事のマナー
食事を中断するとき
食事中に食事を中断する場合は、ナイフとフォークをお皿の中央に「ハの字」になるように置きます。ナイフは刃を内側に向けフォークは下向きしておきます。これは「まだ食事中です」という意味があります。
食事が終わったとき
食事が終わった時は、ナイフの刃を手前に向け、フォークは腹を上向きにして並行に揃え右側におきます。この置き方は「食事が済んだ」というサインになるのでスタッフが運んでくれます。
スプーンをつかうとき
スプーンを使う時は、手前から奥へ動かして飲むのが一般的です。スープを飲むときの注意点としては、日本ではスープを飲むときは食器を持って飲みやすいようにして飲みますよね。でも、洋食では、取っ手が付いている物以外は食器は持たずに食べるのがマナーとなっています。
スープが少なくなりスプーンですくえなくなったら、それで終了となります。お皿を傾けて食べたくなりますが、しないように気をつけましょう。また、カトラリーを落としてしまった時は、自分で拾ってしまいがちですが、落とした時はスタッフの人に声を掛けて対処してもらうようにしましょう。
飲み物のマナー
フランス料理ではグラスが数種類テーブルに用意されています。「どのグラスから使えば?」と考えてしまいますよね。でも、大丈夫です。スタッフの人がそれぞれ用途にあったグラスに注いでくれます。スタッフが持ってきてくれた飲み物がいらないと思った際は、グラスの上に軽く手をかざすようにすると伝わります。
食事マナーを習得して披露宴を楽しもう!
披露宴で出される料理は普段の料理と違って少しフォーマルなので緊張してしまいがちです。そんな時は、あらかじめ料理のテーブルマナーや食事のマナーを知っておくことで、安心でき披露宴と食事を楽しむことができます。また、食事のマナーは日常生活でも活かせるので、この機会にマスターしておくと周囲からも「素敵な人」と思ってもらえると思いますよ。