プレ花嫁の皆さん、どんな挙式スタイルで結婚式を挙げるか決めていますか?教会式、神前式、人前式など、さまざまなスタイルがあって迷ってしまいますよね。
私は「結婚式は神前式で」とずっと考えていました。プロポーズされる前から、彼に「和装で結婚式を挙げたい」と話していたほどです。
ここでは、神前式・白無垢の体験者だからこそわかることを交え、その魅力や特徴などをお伝えしていきます♪
目次
結婚式=神前式が譲れなかった理由
幼い頃は、「結婚式は純白のドレスを着て教会で誓いのキスをするもの」というイメージをもっていた私。
でも、大人になって結婚式のさまざまなスタイルを知っていく中で、日本ならではの儀式を行う神前式に興味をもつようになりました。
そのいくつかのきっかけを紹介します。
神前式がどんな式なのか興味があった
神前式について私が知っていた情報は、「三三九度の儀式がある」くらいのものでした。
今まで参加した友人の結婚式は、すべて教会式。日本独自の文化である神前式や、白無垢・色打掛を目にする機会はありませんでした。そのため、私の中で神前式は謎に包まれた魅力的な儀式に。
知らないことには好奇心がうずいてしまう性分から、「自分の結婚式で主役として、神前式を体験してみたい!」と考えたんです。
白無垢が着たかった
神前式といえば、男性は紋付き袴、女性は白無垢。ウェディングドレス・タキシードとは違う、凛とした雰囲気が素敵ですよね。
私が初めて白無垢姿の花嫁を見かけたのは、友人と明治神宮を参拝したときのこと。厳かに歩く花嫁行列の中、赤い傘の下で俯きがちに歩く花嫁はとても美しいものでした。
それまで、立派な着物なんてお雛様の十二単くらいしか見たことがなかった私。花嫁だけが着ることを許される純白の着物に、すっかり魅了されてしまいました。
誓いのキスをするのが恥ずかしかった
人前でベタベタするのが苦手な私にとって、教会式の誓いのキスはハードルが高いもの。
友達の前でならまだしも、両親や親族の前でそんなことできない!しかも、誓いのキスは挙式最大のシャッターチャンス。自分のキスシーンの写真が未来永劫残り続けるなんて耐えられない!としり込み…。
その点、神前式なら、新郎新婦が触れ合うのはせいぜい指輪交換のときくらい。指に触るくらいならまぁいいか、という考えも手伝って、より神前式に心が傾いていったのでした。
神社or結婚式場の神殿、どっちで挙げる?
神社の拝殿か、結婚式場の神殿、どちらで式を行うか悩みました。明治神宮の花嫁行列に憧れを抱いていたこともあり、最初は神社を希望していたんです。
でも、私たちの結婚式は10月。天候が変わりやすい+台風の心配がありました。もし悪天候だったら、自分たちもゲストも大変な思いをするだろう。その点、式場内の神殿なら、天候を気にせずに済む…。
悩んだ末、確実に執り行える結婚式場の拝殿を選びました。
余談ですが、懸念していた通り、結婚式前日に大型台風が県内外を直撃!当日も大きな水たまりが残るほどだったので、式場内の神殿してよかったと心底思いましたよ。
知らないことだらけの白無垢体験
私が白無垢を着たのは2回。前撮りと結婚式当日です。衣装合わせでは簡単に着付けて色合いを見る程度だったので、前撮りまでその着心地はわかりませんでした。
胸を高鳴らせて迎えた前撮りの日。実際に着てみなければわからない白無垢事情に、私はただただ驚くことになるのです。
白無垢ってこんなに〇〇なの!?
優雅でやわらかなイメージの白無垢。でも、それは想像を絶する重さでした!
襦袢、掛下、大きな帯。そして、極めつけの打掛。最後に羽織る打掛が、重いのなんの!白無垢フルセットを装備して「重くて腕が上がらない…」と目を白黒させる私に、美容担当さんが笑いながら言いました。
「打掛って、綿がたっぷり詰まった掛け布団と同じようなものですからね」
優雅にしずしずと歩き、控えめに会釈をして、俯き加減ではにかむ白無垢の花嫁は、こんなにも身動きが取れないものだったのかと驚きました。その重さのおかげで、私も一見落ち着いて品がある花嫁になれたのですが…。
綿帽子をかぶると〇〇が悪くなる!
私は白無垢に綿帽子を合わせるスタイルを選択しました。綿帽子の、「式が終わるまで新郎以外に顔を見られないようにするためにかぶる」という由来に惹かれたからです。
実際にかぶってみて、その視界の悪さにびっくり!向いている方向の、直線上しか見えません。他人に顔を見せないようにするためだとわかっていながら、極度に狭まった視界におろおろ。
なお、挙式中はゲストの姿がまったく見えませんでした。かろうじて見えたのは、玉串奉奠で前に出てきた父とお義母さん、神主さんと巫女さんくらい。肝心の花婿も、指輪交換で向き合ったときくらいしか認識できませんでしたよ。
綿帽子の中ってこんなだったの!?
本来、綿帽子は日本髪のかつらの上にかぶり、安定させるもの。でも、かつらに抵抗があった私は洋髪の上にかぶることにしました。
かつらはかぶりたくない、でも綿帽子はかぶりたい。そんな私の理想を叶えてくれたアイテムがこちら!

これは、一昔前に流行したチュールの髪飾りだそう。綿帽子の中にこんなものを仕込んでいるのが我ながら面白くて、今でも話のネタにしています♪
結論:神前式で挙げてよかった!
すべてが初めての神前式は、とても楽しく終えることができました!友人からは「神前式の参加は初めてだから嬉しい!」という言葉をもらいましたよ。
- 日本のしきたりに興味がある
- 厳かな空気の中で式を挙げたい
- 和装にチャレンジしたい
というプレ花嫁に、ぜひおすすめしたいスタイルです♪
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