教会式の新婦が身にまとうウエディングベール。
ウエディングベールは花嫁の象徴ともいうべき存在ですね。
そんなウエディングベールは単なるファッション小物ではないという事をご存じでしたか?
今回はウェディングベースの歴史と種類についてご紹介したいと思います。
ウエディングベールの歴史
ウエディングベールは古代ローマ時代からあったのではないかと言われています。
当時のベールは今より厚いリネンで作られており、悪霊から花嫁を守る為に使用されていたようです。
また、新郎新婦の間にある『壁』の象徴という説もあります。
挙式で行われるベールアップの儀式はベールを新郎が取り払う事で二人が一緒になれるという意味合いがあるようですよ。
ウエディングベールの種類
ウエディングベールには長さや種類がいろいろあります。ドレスの色やデザインとの相性で選ぶと良いでしょう。
マリアベール
聖母マリアが身に着けたことに由来し、フェイス周りに華やかな刺繍が施され、女性らしいエレガントな魅力を引き立てるベールです。
顔を覆う布が無いデザインの為、基本的にベールダウンやベールアップができないという事と、キリスト教の宗派にも関連性の強いベールの為、一部の教会では使用できない場合があるようです。
事前に確認しておくようにしましょう。
ショートベール
肩につくくらいの長さで、ふんわり風になびいて広がるショートベールはカジュアルな印象のステージにおすすめです。
ガーデンウエディングやゲストハウスウエディングなど、比較的カジュアルでアットホームな雰囲気の挙式に使用すると良いでしょう。
ミディアムベール
ショートベールほどカジュアルすぎず、ロングベールほどゴージャスすぎない、肩から手首ほどの長さのベールがミディアムベールです。
エレガントさを備えつつも動きやすい点が魅力ですので、ゲストの皆さんとたくさん交流したい場合におすすめです。
ロングベール
クラシカルなチャペルやフォーマルな印象が求められる結婚式にはロングベールがおすすめです。
ベールの長さはチャペルの格式によっても変わりますが、バージンロードをひきずる程長いロングベールの後ろ姿はゲストもうっとりするほど美しい事でしょう。
ウエディングベールの演出
ベールダウン
母親から最後の身支度という意味で行われるベールをおろす感動的なセレモニー。
入場前に家族だけで行う場合と、入場後にみんなに見守られて行う場合があります。
どちらも感動的なシーンですので、パートナーと相談して決めましょう
ベールアップ
ウエディングベールの歴史でもあった新郎と新婦の壁を取り払う儀式として挙式の中で行われます。
新郎がベールを上げやすいように、新婦が少し膝を折って低くなると良いでしょう。
頭から下げてしまうと美しく見えないので気を付けて下さいね。
ベールプレゼント
これは私の披露パーティーで実際に行ったイベントですが、結婚予定の従妹に挙式で使用したマリアベールを披露パーティーの中でプレゼントをするというサプライズをしました。
振袖姿の従妹に主人と私でベールを被せるというちょっと不思議な恰好になってしまいましたが、従妹はとても喜んでくれて、翌年の結婚式で使用してくれました。
これはSomething fourの一つである「何か古いもの」にあたりますね。
次は子供たちが使用してくれる事を願っています。
まとめ
ウエディングベールは神聖な挙式の際に使用するものですので、教会や会場の格式なども考慮して選ぶと良いでしょう。
また、披露宴ではベールアウトするのが基本ですが、最近ではショート~ミディアムベール程度であれば着用したまま披露宴に入場する方も増えているようです。
当日の動きやすさ等も考慮してあなたにぴったりのウエディングベールを見つけてくださいね。