これから年末年始のタイミングで、お付き合いしている彼のお家にご挨拶に。という方も多いのではないでしょうか?
当日の手土産は何が良いの?熨斗って必要なの?についてお答えします。
手土産の種類について

手土産の王道はやはり、菓子折りではないでしょうか?
3,000円~5,000円程度のあまり高価すぎず、かつ名の知れたお菓子屋さんの物や、自身の出身地ならではのお菓子などをお持ちすると無難で話題にもなり良いと思います。
彼のお宅近くのお店での購入はあまりお勧めではありません。お店が悪い訳ではなく、あまりに近くで購入したものだと間に合わせで急いで買ったような感じがでてしまうからです。
もしも彼に必要無いと言われていても、大切な時間を作ってくれた彼のご両親に感謝の気持ちも込めて、必ず用意して下さいね。
また、お相手のご都合に合わせ、賞味期限のなるべく長いもので、切ったり割ったりせずに食べられる個包装になっているものを選ぶと良いでしょう。(切ったり、割ったりは結婚にふさわしくないイメージを持たれる方もいらっしゃいます。)
お相手のご両親の好みを予めリサーチし、お酒などお好きな銘柄の物を差し上げるというのも、大変喜ばれるのではないでしょうか。
ちなみに、お茶は弔事の際に使用される事が多いので不幸事を連想させてしまいがちです。なるべく避けた方が良いでしょう。
熨斗について

手土産はできればきちんと包装された物が良いと思いますが、熨斗紙はどのようにしたら良いでしょう?
実は、熨斗紙は印刷されている水引のデザインで用途が違います。10本結び切りは一度きりでほどける事のないご結婚のお祝いに、花結び(蝶結び)は何度あっても良いお祝い事全般に使用されます。
張り切って10本の結び切りの熨斗にすると、「もう結婚するつもりなのかしら?」と思われるかも知れませんし、かといって花結び(蝶結び)の熨斗にしてしまうと「何回結婚するつもりなの?」と思われてしまうかも。
初めて彼のお家へお付き合いのご挨拶へ伺うのなら、特に熨斗はかけずに行かれても良いでしょう。あなたのお名前は熨斗に書かなくてもきちんと自己紹介すれば問題ありません。
もちろんご結婚が決まり、両家顔合わせや結納の際などは10本の結び切りがふさわしいですね。
当日

当日は、清潔な服装と品のあるメイクでご挨拶に伺いましょう。午前中なら10時~11時頃、午後なら13時から16時頃の食事時を外した時間帯がお勧めです。(もちろん、まずは彼のご両親のご予定を確認してから決めてくださいね。)
手土産を渡すタイミングとしてはお宅に通され、自己紹介が済んだ頃合いで良いかと思います。紙袋から出して、もしくは風呂敷包みをほどいて「お口に合うとよいのですが。」や、「お好きだと伺いましたので。」など、謙虚な言葉を一言添えて渡すと好印象ですよ。
初めてお会いする時はみんな緊張します。彼にリードしてもらいながら、にこやかな笑顔とはきはきとした声、丁寧な受け答えを意識しましょう。
あまり自分から色々と話すのではなくご両親の質問にあなたが答える形式が好印象でスムーズです。もし持参した手土産のエピソードなどがあればぜひ話題にしてみて下さいね。
そして帰るときには、時間を作ってくれた感謝の気持ちと、これからもよろしくお願いします。という気持ちをきちんと伝えてから帰りましょう。あまり長居するのも失礼になってしまうので、時間には気を付けて下さいね。
最後に…

お付き合いのご挨拶に伺うという事は、まるで面接を受けているかのような気持になってしまいますが、怖がる必要はありません。
彼が選んだあなたなら、きっとご両親も安心してくれるはずです。
失礼のない素敵な手土産が大切な1日のお手伝いをしてくれる事と信じています。