厳かな雰囲気の式を終え、ほっとした気持ちで迎えるのが結婚披露宴。「みんなが楽しめる余興を入れたい」と考えるプレ花嫁は多いはず。
でも、ゲスト全員が楽しめる余興を考えるのは、なかなか難しいもの。目上の人に失礼のないようにしたい、高齢の親族の負担にならないものがいいなど、心配事は尽きません。
そんなプレ花嫁におすすめなのが、ゲスト参加型の余興です。小さな子どもから高齢の方まで楽しめる話題のアイデアをみていきましょう。
目次
みんなで盛り上がりたいなら!定番ゲームがおすすめ

誰でも知っているかんたんなゲームを余興に盛り込めば、ゲストに楽しんでもらえること間違いなし!
・披露宴でゲームなんて、二次会みたいな雰囲気になりそう
・親族もいるから、あまり弾けたものにしたくない
そんな不安は、工夫次第でなくすことができますよ。年齢関係なく、ゲストみんなが楽しめるゲームを紹介します。
ドキドキハラハラ!黒ひげ危機一髪ゲーム
誰もが1度はプレイしたことがある、黒ひげ危機一髪。樽に剣を刺していき、黒ひげ人形を飛び出させた人が負け、という王道のゲームです。
でも、披露宴で使うのは普通サイズではありません。迫力満点の、超巨大サイズなんです!
披露宴用の黒ひげ危機一髪は、大きな樽にハートのデコレーションがされていたり、黒ひげではなくホログラムテープが飛び出してきたりする特別仕様。余興用品のレンタルをしている式場では、大人気アイテムです。
おすすめのルールは、テーブルごとに代表者を決めてチーム戦にするというもの。誰が代表になるかを相談したり、みんなで代表者を応援したりと、初対面のゲスト同士が打ち解けるきっかけになりますよ。
テーブル数より樽の穴の数が多いようであれば、新郎新婦が参加しても楽しめます。
また、敗者を決めるのではなく、テープを飛び出させたチームが勝ち、というルールにしてしまえば、より結束感が生まれますよ。
ゲスト全員にチャンスあり!ビンゴゲーム
みんなが公平に楽しめるゲームといえば、外せないのがビンゴ。勝敗がわかりやすく、誰が勝つのか予想できないところが面白いですよね。
披露宴では、高砂席の近くにビンゴマシーンを用意して、新郎新婦が数字を決めていきましょう。
数字を書いた紙を箱に入れてくじ引き形式にするのもいいですし、ビンゴのアプリを使ってもOK。ビンゴマシーンを式場で貸してくれる場合もあるので、事前に確認してくださいね。
時間が限られている披露宴では、数字が少ないビンゴカードを用意するとゲームがスムーズに進行します。3マス×3マス、2マス×2マスなどの超速ビンゴにすれば、「ビンゴ!」の声がたくさん上がって盛り上がりますよ。
勝者が多く出そうな場合は、景品を駄菓子などにしてウケ狙いをするのも楽しそうですね。
正解は1つだけ!ドレスの色当てゲーム
お色直しをした花嫁が、何色のドレスを着て出てくるかを予想するゲームです。ドレス姿への褒め言葉に加え、予想が当たった人が歓声を上げたりしてくれるので、お色直しの入場が一段と盛り上がりますよ。
受付を済ませてから式が始まる間に予想してもらう時間を設けるようにすれば、待機中のゲストを退屈させずに済む、というメリットもあります。
ドレスの色当てゲームでは、事前に投票用紙の準備が必要。ドレスのカラーのほか、投票者の名前を記入する欄を用意してください。
ドレスのカラーは、3択や4択にして、ゲストが選びやすいようにするのがおすすめです。自由記入にしてしまうと、正解不正解の判別が難しくなってしまうので気をつけてくださいね。
注意したいのが、全員の投票用紙を集計する時間が必要だということ。手助けしてくれそうな友人や式場のスタッフに、事前に相談しておきましょう。
ゲストが直前まで気づけない!ドキドキサプライズ

すべての演出を新郎新婦が考える披露宴は、サプライズにもってこいの場。でも、サプライズは目上の人にやりにくいイメージがありますよね。
・親族や会社の上司には楽しんでもらえないかも
・サプライズが苦手な人がいたらどうしよう
そんな心配が浮かびますよね。ここでは、優しいサプライズだけを厳選して紹介します。
みんなの注目を集める!ケーキ運びのお手伝い
披露宴中のメインイベントの1つである、新郎新婦によるケーキカット。その主役であるウェディングケーキをゲストに運んでもらう専用の台車に乗ったウェディングケーキを運ぶだけ。ゆっくりと台車を押していけばいいので、プレッシャーを与える心配がありません。
ドレスアップした友達が、飾り付けられたウェディングケーキを運んでくるシーンは、ゲストメインのシャッターチャンス間違いなし。
該当のゲストには、お色直しで新郎新婦が退場しているタイミングでスタッフからこっそり伝えてもらえるので、親しいゲストへのサプライズにぴったりです。
人前に出るのが苦手なゲストにお願いしたい場合は、前もって「披露宴でケーキ運びをしてもらえるかな?」と相談しておくようにしましょう。
みんなで熱唱!ゲストの誕生日を一緒にお祝い
結婚式の月に誕生日がある人を、サプライズでお祝いするというアイデアです。
新郎新婦が該当するゲストの名前を呼び、バースデーソングを流したりやプレゼントを渡したりしましょう。結婚式が誕生日当日、というゲストがいたら、特別な演出をするのも楽しいですよね。
誕生月に該当するゲストが少なければ、ケーキバイトならぬバースデーバイトをしてあげると、さらに盛り上がりますよ。
誕生日をお祝いするためには、事前の仕込みが肝心。ゲスト1人1人に確認するのは大変なので、招待状に記入欄を作っておくのがおすすめです。
「披露宴中の余興で使用させていただきますので、お誕生日をご記入ください」と書き添えておけば、何が起こるんだろうと楽しみにしてもらえるはず。
誕生月のゲストに渡すプレゼントは、会社関係者や親族、友人で差が出ないよう、同じものを用意してくださいね。
サプライズで運試し!ラッキーシールを見つけてプレゼント
披露宴テーブルに乗っているアイテムにこっそりとシールを貼っておき、ランダムで選ばれたゲストにプレゼントを渡す、というアイデアです。
披露宴の終盤、「実は、皆さんがお座りの席にサプライズが仕込んであります!」と告げれば、会場が一気に盛り上がりますよ。
シールを貼るものは、コーヒーソーサーや箸置き、ミニキャンドルなどの小物の底がおすすめ。あらかじめ込みがされたものが、こんなに近くにあったなんて!とびっくりしてもらえるはずです。
また、アイテムに仕込みをする場合は、式場のスタッフの協力が必要不可欠。時間が経ってもはがしやすいマスキングテープでできたシールを用意するなど、気を配ってくださいね。
式場の物に細工をするのは気が引ける…という新郎新婦は、席札や席次表にこっそりラッキーシールを貼っておきましょう。その際は、「私だけシールが貼ってある!」と気づかれないよう、目立たないものを使うといいですよ。
余興に関する注意点

披露宴をスムーズに進めるために、注意したいポイントがあります。前もって頭に入れておきたいのが、
・披露宴の時間は限られている
・タイムスケジュールは分刻み
・当日の思い付きで急な変更はしない
ということ。それぞれの注意点の詳細をみていきましょう。
時間がかかりすぎないものを選ぶ
披露宴のタイムスケジュールを考えているとき、「間がもたないかも」といろいろな演出を盛り込みがち。でも、結婚式当日はあっという間に時間が過ぎていきます。
余興の時間が長引けば、そのあとに行われる演出に影響が出てしまいかねません。演出の詰め込み過ぎには注意したいところ。
式場によっては、「余興は〇分以内」と決められていることがあります。事前に確認して、バランスよく組み込むようにしましょう。
使いたい余興にどれくらいの時間がかかるかわからない場合は、事前に試してみるのがおすすめ。披露宴の予行練習にもなりますし、写真を撮りながら行えば、結婚式のオフショットとしても使用できますよ。
ゲームとサプライズを両方行いたい場合は、それぞれ1つずつを目安にしてくださいね。
担当プランナーや司会者に相談せずに変更しない
結婚式では、演出の進行を手助けするための司会者が、様々なシーンでアシストしてくれます。司会者は、事前の打ち合わせをもとに進行プランを立てているので、急な変更には対応できない可能性があります。
披露宴をスムーズに進めるために、計画したゲームやサプライズはすべて相談しておくようにしましょう。
式場によっては、結婚式の1週間前まで内容が変更可能なところもあります。でも、進行ががらりと変わるほどの変更は控えた方が無難。
また、余興では式場スタッフの手を借りることになります。式場スタッフには、結婚式を成功させるために様々な仕事があるもの。急な変更や追加の要望は受け付けてもらえないかもしれないので注意が必要です。
まとめ

結婚式に来てくれるゲストには、最初から最後まで笑顔でいてもらいたいもの。
初対面のゲスト同士がゲームで笑い合ったり、思いもよらないサプライズを用意されたりすることで、ゲストの心にもあなたの結婚式が大切な思い出として刻まれます。
事前にしっかりと準備をして、一生忘れられない披露宴にしてくださいね。
