ふたりの結婚が決まったら、まず初めにする事は周囲の方々への報告です。これからずっと仲良くしていただく為に、段取りをしっかりして、相手にきちんとした印象をもってもらいましょう。
今回は、相手の家へご挨拶に行くための準備やご挨拶、会話の進め方などをご紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね!
目次
プロポーズを受けたら、まずは両親へ報告
プロポーズを受けたら、まずは早い段階で両親へ報告しましょう。相手の方がどんな方なのか、少しでも情報を伝えておくと当日の会話がスムーズになるでしょう。
挨拶に伺う順番はどちらが先かという決まりはありませんが、男性から女性の両親へ先に報告に伺う方が多いようです。
相手のご両親への挨拶【事前準備】
訪問の日取りや時間はどうする?
訪問の際には日程はもちろん、時間帯も事前に決めておきます。相手のお宅に負担をかけないよう食事時を避けた時間帯(午前中なら10時~11時頃、午後なら13時から16時頃)が良いですね。滞在時間もあまり長くなりすぎないよう気を付けましょう。
伺う際は遅刻なんてもってのほかです。かといって早く着きすぎても相手のお宅の負担となるので、5分前到着を目指しましょう。
※地域によっては2~3分遅れていくのがふさわしいという事もあるようです。
挨拶に行くときの服装は?
お互いの両親への結婚の報告なので、肩肘を張った格好でなくても良いですが、好印象を持たれるためにもきちんとした格好をしていきましょう。
男性ならスーツ、女性はスーツやワンピース、着物なら小紋や訪問着が良いでしょう。
お家に上がるので、靴や靴下、ストッキングもぬかりなくチェックしておきましょうね。また、女性はメイクやネイル、ヘアスタイルも見られています。派手な色味は避け、清潔感のある色味を選びましょう。
迎える側の場合も自分の家だからと気を抜かずに、相手に合わせた服装を心がけ、相手が気持ちよく過ごせる空間をつくりましょう。
挨拶に行くときの手みやげ
相手の家に何を持っていけばいいのか迷った時には、相手の好みを聞いておくと良いでしょう。特に無くても、苦手なものを聞いておけば間違いないですね。
渡す時には先に紙袋や風呂敷から出すことを忘れずに。その際には、お好きだと伺ったので。」や「お口に合うと良いのですが。」と言葉を添えて下さい。ちなみに、「つまらないものですが。」は避けた方が良いでしょう。
訪問当日はどうする?挨拶や会話の進め方
玄関〜着席まで
冬の場合であれば、玄関に入る前にコートは脱いでおいた方が良いですね。
玄関に招き入れられたら、「おじゃまします」などの挨拶をしてからお宅に上がり、靴は正面を向いたまま脱ぎ、相手にお尻を向けないように揃えて玄関の端におきます。
部屋では席を勧められたらそちらに座りましょう。特に勧められない場合は下座に座ります。座布団の場合もいきなり座らず、勧められてから座るのがマナーです。
会話の進め方
全員が席にそろってから本題です。「本日は貴重なお時間をいただきまして…」と会話を始めましょう。その際、どちらの両親への挨拶でも紹介は男性からしてもらい、女性は質問されてから答えるという形式がお勧めです。話す内容は事前に二人で話し合っておきましょう。
ちなみに、初対面の会話の中でいきなり「お義父さん」や「お義母さん」はまだ早いです。「○○さんのお義父さん」や「○○さんのお義母さん」と呼ぶ方が無難でふさわしいでしょう。
最後に
結婚は二人だけのものではありません。家族や親族の結びつき、周囲への配慮を考える必要がありますし、両家で意見を合わせる事も大切ですね。
今後の事を決める時には、両親へ相談するか、決まったら早めに報告するようにしましょう。
煩わしいと感じる人もいるかもしれませんが、そういったプロセスがあってこそ、素敵な結婚式や披露宴、さらには幸せな新生活がスムーズに始められるのではないかと思います。
