『送迎モヤモヤ』とは、私が勝手作った特にひねりの無い言葉で、字面を見れば 一目瞭然だと思います。
デートにおいて『いつも送迎される側』が、それを『当たり前の事』と認識してしまい、『送迎する側』に『感謝の気持ち』が無くなってしまった事による温度差…とでも言いましょうか。
今、お付き合いしているカップルの皆さんは、デートの際の送迎パターンは決まっていますか?それについて思うところはありますか? 送迎に関して過去にひと悶着あった、strawberry moonが語らせて頂きます。
(※カップルの数だけ送迎スタイルはあると思いますが、ここでは『送る側』=男性、『送られる側』=女性を前提とさせて下さい)
目次
塵も積もれば…
私の住んでいる地域は都会ではないので、車がないとやはり不便です。でも大学時代は実家から歩いて行ける距離にキャンパスがあったので、4年間はペーパードライバーとして過ごしていました。
当時付き合っていた彼氏は、車を所有していましたので、デートの時は『当然』元彼の車で…という図式が出来上がっていました。そんなことが1年位続いた頃、元彼が私に言ってきました。「ねえ、ガソリン代として、月5000円出してくれない?」…と。
正直、「何言ってんの?」って思いましたよ。そこまで頻繁にデートしているわけじゃないし、『アッシーくん※』のように、事あるごとに元彼を呼び出した記憶もない。それに私だって食料品代は時々出していたのですが…。
(※アッシーくん…念の為解説いたします。「バブル時代の象徴の一つである言葉。女性の送迎をする『だけ』の為に車を出してくれる男性」のことです。)
結局「実家にいる上に、車を持っていない〇〇(私の事)には解らない。ガソリン代は大変なんだ」という元彼の主張に負けて、付き合っている期間は月5000円払っていました。…とは言っても、完全には納得していませんでしたから、こっちも『モヤモヤ』でしたけどね。
そして社会人になり(とっくに別れていた)、自分の車を持ちガソリンを入れるようになって分かったことが…。「月5000円って…高すぎだろ」これはガソリン代の相場や車の燃費が大体分かるようになり、元彼の車の使用頻度を思い返して算出した私の見解です。あれは元彼の『ぼったくり』だったのか、本当に適正な金額だと思っていたのかは、永遠の謎です。
『ケチ』VS『礼儀知らず』
ただ、私にも非があった…ということも同時に気付きました。そう、あの頃の自分は『感謝の気持ち』がほとんど無くなっていたのです。おまけに『男性が女性を送迎するのは当然』と思っていたのですから、若かったとはいえ非常識でしたね。(勿論、防犯の面から見れば、出来るだけ送迎はして欲しいのですが…ここではあくまで『気持ちの問題』としての話です)
送迎ってガソリン代だけの問題ではないのですよね。
遠出をして途中で疲れてしまっても、運転しなければいけないのは元彼。更に私の事を、ちゃんと家まで送り届けなければいけない。それなのに毎度毎度そのような態度を取られたら、『モヤモヤ』が蓄積されるのは当然かもしれませんね。と、いうわけで、結論は『どっちもどっち』ということでした。
数年後に付き合った彼(現在の夫)は、基本節約家ではあるものの「自分は運転が好きだし、楽しむ為にドライブに行くのだから、ガソリン代をケチるつもりも請求するつもりもない」と言ったのが新鮮で印象的でした。
この時は、数年前の失敗に加え、車を所有して解ったこともあったので、単純に「ラッキー」とは思わず、出来るだけ「感謝をしている」という事を態度にしたつもりでした。
具体的には、「ありがとう」をちゃんと言葉にしたり、駐車場代やランチ代は私が出したり…などです。それらに対して夫が分かってくれていたかどうかは、確認はしていませんが…。
貴女は大丈夫ですか?
突然ですが、貴女に質問です。「貴女の為に、デートの送迎をしてくれる彼に対して、昔の私のような態度を取ってはいませんか?」
「彼は好きで(自発的に)送迎しているのだから、大げさだよ」という女性の方もいらっしゃるでしょう。しかし彼のその気持ち今後も維持出来るかどうかは、貴女の態度次第ではないでしょうか。場合によっては、送迎するのが馬鹿らしくなるだけではなく、貴女という女性に魅力を感じなくなる可能性もあります。
彼は『送迎担当の運転手』ではありません。一緒にデートを楽しむ相手ですよね。
お礼の方法としては、先程述べた行動の他にも『車内を楽しい空間にする為に工夫(会話は勿論、彼の好きそうなCDを持参…など)をする』や『デートの帰りは、疲れていてもなるべく寝るのを我慢する』もあります。彼の近くにいる貴女にしか思いつかない事があると思いますから、是非次のデートまでに考えてみてはいかがでしょうか。
『感謝の気持ち』はプライスレス
記事の前半で述べたように、カップルの数だけ送迎のスタイルがあります。運転免許の関係で女性が『送迎する側』だったり、都会なので車は必要なく、電車を使ってのデートだったり…。ただ、どんな形であれ『送迎される側』が『送迎する側』に感謝の気持ちを持つことが大切!! なのは変わりありません。
楽しいデートにする為に、是非実践してみてくださいね。