「結婚が決まった~」と結婚が決まったことを喜ぶのは当たり前ですよね。でも「親に結納どうするの?」と聞かれたらどうでしょう。または、彼に「結納したい!」と言われたら。
自分では結納など考えていなかっただけでなく結納が何なのかも知らない…。意外と結納を知らない人って多いです。
そこで!今回は、結納とはいったい何?と疑問をもっている人に、結納とはどういったものなのかわかりやすく解説していきたいと思います。
目次
結納を知っておいたほうがいい理由
「結納?」聞いたことはあるけど、どんな意味があるのか?どんなことをするのか?知らない人って意外と多いです。
私も40代ですが結婚は「結納なし」だったし、周りで結納をしている友達もいませんでした。ただ、従妹が結納をしていて私も結納品などを見させてもらった経験はあります。
従妹の場合は、仲人を立てた正式結納でした。和室に男性側から贈られた結納品がズラ~っと並んでいるのを見て「凄い~」と少し感動したのを覚えています。
現在では、結納をするカップルが減っていて、ほとんどのカップルが「顔合わせ」をおこなうのが一般的になっています。そのため、結納について知らない人は多いです。でも、いざ自分が結婚する立場になったときに「結納」が関わってくることもあります。
「自分は結納などしない!」と決めていても、自分の両親や彼氏、それに彼氏の両親が「結納をする」気持ちがあるとすると、結納をしなくてはいけなくなってしまう場合があるからです。
実際、従妹がそうでした。私の場合は私も彼もお互いの両親も堅苦しいのが苦手だったので、結納はせずに「顔合わせ」にしたのですが、従妹の結婚のときは、相手の両親が「結納はしたい」と言ってきたので、結納をすることになったそうです。
ただ、その後、叔父叔母は親戚や周りの友人に「正しい結納の仕方」などを教えてもらいに行ったそうです。結婚は相手があることなので、自分の意志だけで決めることは難しいです。
結納に関して少しでも知識があると結納をすることになった時に慌てることがないので、結納について知っておいた方がいいと思います。
結納とは?
結納をわかりやすいく例えると「婚約式」という方がわかりやすいと思います。プロポーズをされたとしても、それはふたりだけの「口約束」になりますよね。その口約束が「結納」をすることで「結婚の約束を交わした」ことに変わります。結納をしたことで、周りにも「婚約者」と認められるようになります。
でも、どうして結納すると「結婚の約束を交わした」ことになるのでしょう。それは、結納をする時に品物やお金のやり取りがあるからです。結婚の約束を口約束から形のある物にすることで「結婚が確かなもの」として認められるのです。
また、それだけではなく結納を交わすことで両家の「繋がり」が強くなる事もできます。結納をしたことで、両家に関わりができ結婚をスムーズに進めていけますし、結納は、昔からある由緒正しい儀式になるので、本人達も「結婚」ということについて改めて結婚の重さを感じることができます。
結納には2種類ある
結納には「正式結納」と「略式結納」があります。
正式結納は、仲人が両家の家を行き来して、品物や受書などのやり取りをします。そのため、両家で顔を合わすことはありません。
一方、略式結納は、両家の間を行き来するのではなく、一同が同じ場所にに集まりその場で結納品の交換をします。仲人も立てても立てなくてもどちらでも構わないようになっています。
近年では、仲人の負担のことや両家で顔合わせをしたいということもあり「略式結納」が一般的になっています。
では、次の記事は「結納をする!」と決めた後の準備について説明していきたいと思います。