女の子の憧れ、「婚約指輪」。一生に一度の大切な贈り物だと思います。
でも、そもそも婚約指輪って何?デザインは?ダイヤモンドって?と考えてみると、意外と知らないものです。
また、近年では婚約指輪はいらないからその分結婚式の費用に回したい、指輪じゃなくて別のものが欲しいなど、そんな女の子もちらほら見かけます。
実際筆者も婚約指輪にかけるお金が勿体無くてネックレスをもらおうと思っていました。しかし、結果的には婚約指輪をワクワクしながら購入しました。そのきっかけとなったのは店員さんの「ネックレスは自分でも買えますが婚約指輪はパートナーからしか貰えませんよ」という何気ない一言だったのです・・・。
それでは、こちらの記事では婚約指輪の基本デザインとダイヤモンドについてお話したいと思います。
目次
婚約指輪とは?
婚約指輪(engagement ring)とは、婚約の証として男性から女性へ贈られる指輪のことです。Engagement=約束、契約、婚約という意味があり、日本ではエンゲージリングと呼ばれることが多いです。
一方、マリッジリングという言葉を耳にすることも多いですよね?こちらは、Marriage=結婚、婚姻、婚礼を意味しますので、結婚指輪のことです。挙式の時にお互いに贈り合い、その後毎日身につける指輪となります。
私は婚約指輪をどうするか話し合った時、初めはいらないと言っていたのですが、夫から「けじめだから」と言われたのを思い出します。一人の人と結婚し生涯を共にする決意をした証としても婚約指輪は必要なのかもしれませんね。
婚約指輪の基礎知識
デザインについて
婚約指輪のデザインについてご紹介します。
デザインは大きく分けて「ソリティア」「メレ」「パヴェ」「エタニティ」の4種類が存在します。ご自身に似合いそうなデザインはどれでしょう?結婚指輪との重ね付けをした時どのようになるかなども考えて選ぶと良さそうです。
ソリティア
婚約指輪と聞いて一番に思い浮かべるのがこのデザインだと思います。最も王道ですが、飽きずどんな年齢になっても身につけやすいデザインですよね。また、リング自体はまっすぐなものが多く結婚指輪との重ね付けもとても綺麗です。
「爪あり」「爪なし」があり、それによって印象も変わります。シンプルなのに真ん中に光るダイヤモンドが一際目立って存在感がある指輪ですね。
ちなみに筆者はソリティアを選びました。王道が良かったのと、手が小さいのでシンプルで自分に似合うものが良かったのです。ダイヤモンドは綺麗なものが1つ付いていて、王冠のような爪で包まれているものがいい!という憧れがありました。

メレ
メレは中央に大きなダイヤモンドがあり、その横に小粒のダイヤモンド(メレダイヤモンド)が埋め込まれたデザインです。シンプルなソリティアのダイヤモンドの横に小粒のダイヤモンドをあしらったような指輪です。
メレダイヤモンドとは0.2カラット以下の小さなダイヤモンドのことを指します。メレタイプの指輪では、中央のダイヤモンドがより引き立ちますね。
派手ではなく、どちらかというとシンプルですが可憐な印象があるので、可愛いイメージの女性にぴったりかもしれません。
パヴェ
パヴェとはフランス語で「石畳」を意味します。その名の通り、メレダイヤモンドを敷き詰めたデザインです。
メレタイプと比べるととてもゴージャスで華やかな印象です。少し派手すぎるかも?と思っても試着してみると意外と馴染んだりということもあり、パヴェを好む女性も少なくありません。
しかし、サイズ直しが難しいという点と、メレダイヤが取れてしまう可能性があるようです。購入する際には修理などのサービスにも注目したいですね。また、華やかな印象のデザインなので、結婚指輪はシンプルなものの方が合わせやすそうです。
エタニティ
Eternity=永遠。エタニティリングとは、指輪の全周にダイヤモンドを埋め込んだ種類の指輪です。
サイズ直しをしやすいよう、指輪の半周にダイヤモンドを配置したものもあり、ハーフエタニティと呼ばれています。とても華やかですがシンプルさもあり綺麗な指輪ですね。
婚約指輪を見に行ったとき、エタニティリングもちらっと試着させていただきました。その時店員さんに、「婚約指輪としてはもちろんですが、最近では結婚◯周年の記念だったり、出産記念で旦那さんから贈られることもあるんですよ。」とお話しを聞きました。この先の記念日などの節目で旦那さんにおねだりしてみるのも良いかもしれませんね。
エタニティに関してもパヴェと同様、サイズ直しや修理についてはしっかりスタッフに確認しておきましょう。
ダイヤモンドについて
ダイヤモンドは大きさだけじゃないことを知っていますか?品質の良さで価格も変わってくるんです。
ダイヤモンドのクオリティを決定するのは、「カット」「クラリティ」「カラー」「カラット」の4Cです。ここからは4つの基本要素についてご紹介します。
カット(研磨)
ダイヤモンドのカットは、ファセット(研磨面)が光に及ぼす作用により、プア(劣る)〜エクセレント(最上級品)まで5段階のグレードに分かれます。
基本的には、どれくらいキラキラと輝くかが基準です。ただし、最高グレードのエクセレントと評価されるダイヤモンドでも、手に届かないほど高価とは限りません。
クラリティ(透明度)
ダイヤモンドにもともと含まれている内包物(インクルージョン)の程度により、最高の「フローレンス」(欠点無し、FL)から「インクルーデッド」(内包物あり、I3)まで、透明度を11段階に評価します。
最も透明度の高いFLに分類されるものは非常に少ないですが、I3と評価されるものは肉眼で黒い点などが確認できるものもあるようです。婚約指輪では、内容物が「ごくわずか」と評価されるVS1〜VS2あたりを選ぶことをお勧めします。
カラー(色)
ダイヤモンドのカラーは最高のD(無色透明)からZまで、23段階に分類されます。
とはいえ、明らかに茶色や黄色がかっているとわかるのはJ以下のグレードと言われているので、大きさを重視するのであればGやHクラスも検討範囲でしょう。実際にお店で見てみてくださいね。
カラット(重さ)
1カラット=0.2g相当です。しかし、同じ重さのダイヤモンドでも、カットやクラリティ、カラーによって価格が大幅に違ってきます。
婚約指輪を購入したカップルの中で一番多かったのは0.2〜0.3カラットであり、全体の34.5%でした。次いで多かったのは0.3〜0.4カラットで25%なので、約半数のカップルが0.2〜0.4カラットのダイヤモンドを選んでいるようです。
大きさを重視するのか、ダイヤモンドの質やカットの仕方を重視するのか、それによって価格は変動していくのでどのような指輪がいいのか自分の中でだいたい決めておくと良いかもしれません。
まとめ
婚約指輪は一生物です。基本デザインやダイヤモンドについて知っていただけたと思いますので、ご自身に似合いそうな指輪はどんなものか検討してみてくださいね。素敵な婚約指輪と出会えますように。

参考サイト:2019年ゼクシィ結婚トレンド調査