新婚生活に向けての準備を進める中で、ほとんどのカップルが経験する引っ越し。
できれば自分の希望通りの日程で効率よくできればいいなとお考えの方も多いのではないでしょうか。
とはいえ、理想の物件が見つかる時期や希望の入籍日との兼ね合いなど、事情は人によって異なるものです。
今回は、自分が優先させたいことから考える引っ越しのタイミングや手続きの流れを2つのタイプ別にご紹介します。
入籍と同時に県外に引っ越しをした筆者が、事前に準備できるかなと思ったことも書いていますので、何かしら参考にしていただけることがあればうれしいです。
目次
タイプ別 引っ越しのベストタイミング
【タイプ1】入籍までの順番や日程にはこだわらないので、書類手続きの手間をできるかぎり減らしたい!
忙しくて手続きにあまり時間をさけないという方はまず引っ越しを先にすませ、ほぼ同じタイミングで入籍するのがおすすめです。どうしてなのかを手続きの流れと一緒にご説明しますね。
引っ越しをする際はまず、今まで住んでいた自治体に転出届を出します。
このときに発行してもらえる転出証明書を持って、転出届を出してから14日以内に新しい住まいがある自治体に転入届を出さなければいけません。
期限内に引っ越しを終わらせてから、引っ越し先の自治体に転入届と婚姻届を一緒に提出すれば、新しい住民票をすぐに発行してもらえます。
住民票を多めに取得しておいてそのあとに身分証などの変更手続きを終わらせていけば、1日確保すればスケジュール次第でかなりの手続きを終わらせることができます。
転入届と婚姻届を同じ日に提出することが難しい場合は、先に転入届の提出だけでも終わらせておけば、後日婚姻届を出したときに同じように住民票を出してもらえるので安心ですよ。
ちなみに同一市内で引っ越しをする場合は、引っ越し後に転居届を提出することになっています。
【タイプ2】書類手続きは多少時間をかけてもかまわないので、希望の入籍日や引っ越しのタイミングを優先したい!
効率のよいスケジュールを立てられればそれに越したことはありませんが、
- 仕事の都合で入籍後もしばらくは別々に住むことになりそう
- 入籍の時期がちょうど引っ越しのハイシーズンなので少しタイミングをずらしたい
- 入籍と結婚式を終わらせてから新居に引っ越したい
など、状況や大事にしたいことは人それぞれ違います。
その場合はやはり一生に一度のことなので、パートナーやお互いの家族と話し合った上で自分たちの希望優先で予定を立てた方が、気持ちよく準備を進められるかなと思います。
入籍を最初に持ってきた場合も、手続きの内容自体はタイプ1でご紹介したときと同じものです。
ただ入籍後に身分証等の氏名変更→引っ越しの手続き→身分証等の住所変更という流れになり、自分たちの予定に合わせてその都度役所や関係各所に足を運ぶことになります。
最後に、引っ越しをベストタイミングで行うために早いうちから準備できるかなと思うことをご紹介します。
引っ越しまでの段取りをイメージしておく
引っ越しの予定を具体的に考える前に、今の住まいを解約する際はいつまでに不動産会社に連絡しないといけないのか、引っ越しまでに必要なライフライン系の手続きがどのくらいあるのかなどを、ある程度でいいので把握しておくと気持ちの余裕が全然違うと思います。
結婚準備は色々なことを同時進行で動かしているときも多いので、意外と手続き関係のことが後回しになりがちです。
パートナーとのスケジュール調整や新居をいつから借り始めるかを考える際にも役立つので、時間があるときにざっと調べておくことをおすすめします。
筆者は不動産会社への連絡がギリギリになってしまい、けっこう焦りました。
荷物の整理は早め早めに!
書いてしまうと本当にありきたりのことなのですが、振り返ると自分のときにこれが一番大変でした。
引っ越しのタイミングで勤務先を退職したので、最後の1ヶ月は自宅で引継ぎ書類の作成や関係各所への連絡などに時間をとられ、なかなか引っ越しの準備をするまとまった時間が取れませんでした。
結局当日の朝まで荷造りをする羽目になり、かろうじて間に合ったものの精神的にはかなりきつかったです。
どうしても時間的に厳しい場合はとりあえず荷物をつめて引っ越し後に整理する形でもいいと思うのですが、当然新居にはパートナーの荷物や新しく購入したものも入ってくるので、身軽に引っ越せるならそれに越したことはありません。
引っ越し前後に時間の余裕がなさそうであれば、服1着や本1冊レベルからでもいいので数ヶ月前から物の整理を始めることを強くおすすめします。
まとめ
引っ越しのタイミングや予定の立てかたについてご紹介しました。
日程の調整や準備が大変でときには全部投げ出したくなることもあるかもしれませんが、ここを乗り越えれば新居での楽しい生活が待っています。
納得がいく引っ越しができるように、ときには周りの助けも借りながら準備を進めていってくださいね。応援しています!