前回の記事「(1)あなた編」の質問では、あなた自身の事についてお聞きしましたが、いかがでしたでしょうか? 今回は「彼編」です。
目次
まずは10問「あなたに聞きたい、彼という『人となり』」
- 彼の『立場の弱い人』 への接し方は?
- 彼と彼のお母さんの関係は?
- 彼は自分の過去に誇りを『持ちすぎて』いない?
- そのプロポーズ、『打算』が含まれていませんか?
- あなたの友人は、彼の事をどんな風に思っている?
- 一度でも暴力的な事をされたことがある?
- 彼は『面食い』?
- 彼の『常識度』は?
- 彼は自分の面倒を自分で見る事ができる?
- 彼は頼りになりますか?
1.彼の『立場の弱い人』 への接し方は?
『立場の弱い人』というと語弊がありますが、あらゆるお店の店員さんに対する彼の態度は要チェックだと思います。私も接客の経験がありますが、店員は理不尽な客でもなかなか言い返せない立場であります。『お客様は神様』ですか?いいえ、対等な社会人同士ですよね?(勿論、クレームがあれば、それはしっかり伝える必要があります)
『横柄』と『強さ』は全く違います。本当に強い人間であれば、そのような所でギャンギャン言いません。彼は大丈夫ですか?デートの時などにこっそりチェックしてみて下さいね。
2.彼と彼のお母さんの関係は?
嫁と姑の問題で悩んでいる方は多いですね。ママ友Cもその一人…。Cの場合は稀だとは思いますが、「結婚前、彼の母親には、ほとんど会った事はなかった」ということです。そしてバトルが勃発しても、肝心の旦那さんは、ほとんど母親の味方。ずっとその家で育ってきたので、『母親ルール』が身体に染みついているのでしょう。いわゆる『マザコン』ですね。
だからと言って、自分の母親にキツく当たるような男性もどうかと思います。10代少年の反抗期ではあるまいし…。もしかしたら10年後、家族になった貴女に対して、彼は同じような態度を取るかもしれません。
やはり適度な距離を保っている親子関係が理想ですね。そして判断材料の一つとして考えられるのは『親子の会話』です。
可能であれば、『会話中の彼の態度はどうなのか』『母親の話を肯定ばかりしないで、自分の考えを伝えているのか』『会話は自然に流れているのか』『二人だけの世界にはならず、会話の中に貴女の入る余地はあるのか』…など二人の様子をチェックしてみて下さい。
3.彼は自分の過去に誇りを『持ちすぎて』いない?
自分の過去ばかりを振り返る男性と話をして楽しいですか?『●●大学を卒業した』とか、「陸上で全国大会に行った」など…才能があるだけではなく、努力を伴った結果ですから、それは凄いと思います。でも『過去の栄光』の取扱いって、結構難しい…。
それらの栄光を『通過点』として捉え、そこから発展させていく人や、『過去は過去』と割り切って、全く関係のない分野に進んで頑張る人であれば、頼もしいことこの上ないのですが、そこから時間が止まっているような思考が垣間見えるような男性は、少々残念ですね。そのような方にはもれなく『無駄なプライド』が付いてきます。
あなたの彼には、いざとなったら『プライドを捨てるプライド』は持ち合わせていますか?そうゆう男性が、本当に家族を守れます。
4.そのプロポーズ、『打算』が含まれていませんか?
ママ友Dの若い頃の話です。「好きな女性が出来たから…」と言って、去っていった元彼が、一年程して彼女の前に現れました。「Dとやり直したい」と話す元彼。が、その理由を一気に要約すると「キミだったら、僕が継ぐウチの仕事を一緒にやってくれそうだから…」というもの(勿論、言い方はオブラートに包んでいたそうです)。どうやら、新しい彼女とは、家業を継ぐ・継がないで喧嘩をして、別れたようです。 Dの答えは「ふざけるな!」。実は元彼に未練はありましたが、きっぱりと拒否をしました。
確かに昔の日本において『お嫁さん=給料の発生しない労働力』と捉えていた事もありました。でも今の時代の考え方としては、『信頼や愛情の土台がある』上で、貴女が決める事ではないでしょうか? また、家業ではなく『彼の実家の住宅ローン返済要員』として勝手に期待されていた知人もいます。
結婚を決めるにあたって、『条件』は大切です。でも少しでも『打算』のニオイを感じたら、納得いくまで彼と話し合う事をオススメします。
5.あなたの友人は、彼の事をどんな風に思っている?
私が「彼と別れた…」と報告した時の友人Eのは「良かったじゃん。今だから言うけど、〇〇(私の事)の元彼の事嫌いだったから」 と言いました。嫌いな理由を聞いてみると、まさに「おっしゃる通り」という事ばかり…。
でも、付き合っている当時に言われたら、反発したに違いありません。さすがのEもそれは分かっていたようですが。
私の場合も「う~ん」と思う友人の彼氏が、過去に何人かいましたが、やはり静観していましたね。命に係わるレベルではないし、私はそこまで彼の事を知らないのだからということで…。中には「あなたの為だから…」と思ったことをズバッと話してくれる強者もいますが、人は大人になるにつれて、本音よりも建前の方が多くなりがちです。
だけど第三者の目を持ちながらも、貴女の事をよく知ってくれているのが友人というもの。もしも結婚前に心に引っかかっていることがあれば、信頼できる友人に連絡を取ってみて下さいね。
6.一度でも暴力的な事をされたことがある?
大体の人は、交際中は相手にいい所をみせようと、ある程度猫をかぶっているものですが、この時点で暴的力では、結婚後にエスカレートすることも考えられます。殴る蹴る、髪を引っ張られる…は勿論、威圧的な事を言われるのも立派な暴力です。
彼が暴力を振るうのはどんな時? 『自分の分が悪くなったから』は典型的な危険サイン。そしてあなたは本当に彼の事が好き?
自分をリセットして、もう一度ゼロから考えてみませんか?
7.彼は『面食い』?
美人の彼女が自慢だった知人男性。その後、めでたくゴールインしたのだけれど、数年で離婚したとのこと。さらに切り出したのは彼の方だということで、最初はびっくりしたけど、よくよく考えれば不思議ではなかったです。
彼、美人の彼女に逃げられたくなくて、ずっと無理していたのです。『大事にしていた』というレベルではなく、『お姫様と家来』状態だったと言っていた人もいましたからね。その状態が『当たり前』である彼女との結婚生活に、彼はとうとうギブアップしてしまいました(事情を知っている人は、みんな彼女の方に同情していましたね)
彼は優しい人ですか? そしてどんなふうに優しい?ただの『言いなり』ではなく、ちゃんと『あなたという人間』を見てくれていますか?
使い古された言葉ですが、結婚生活はゴールではありません。外見重視のお付き合いでは、共倒れの可能性があります。
8.彼の『常識度』は?
会社員だった時代、部署全員でバイキングに行った時のエピソードです。バイキングって、食べたい物が多すぎて、「あれもこれも」と目移りしてしまいがちですよね。それでも、『食べられる量』だけをお皿に取り分け、『残さずキレイに食べる』のが常識というもの。と、思っていたのですが…
当時、同期だったFの行動には、全員が呆気に取られてしまいました。彼のお皿の上には、山盛りのお惣菜。案の定食べ切れず、それを残して帰ろうとする。見かねた上司が注意しても、何で自分が注意されたか意味がわからない…。『フードロス』などはまだ騒がれていなかった時代とはいえ、25歳を過ぎている男性の行動とは思えませんでした。
個人の意見ですが、結婚を考えている男性がいて、常識度を知りたかったら、フルコースのある高級レストランよりもバイキングがオススメです。『節度』と『想像力』と『食べ物を大切にする気持ち』が一気に分かります。カジュアルだからこそ、普段の行いが顕著に現れますからね。
大人になれば、この他にもあらゆるシーンで『常識ある行動』が求められます。結婚すればお二人は、その家庭の代表ですから、恥ずかしい思いはしたくありませんよね。
9.彼は自分の面倒を自分で見る事ができる?
友人Gの新婚時代のエピソードです。熱を出して寝込んでいたG。それなのに旦那さんは、仕事から帰ってきて早々「ご飯は?」「今度、会社の旅行があるの分かっているよね?」など…、妻の体調は心配せず自分の事ばかり。
これ、怒らない方が不思議ですよね?彼女は「あの時、本気で離婚しようと思った」とのことです。
でも、ここまでいかなくても、『奥さんがいないと家の事は何ひとつ出来ない』男性はいるもの…。彼がそうゆうタイプになりそうな恐れがある時は、結婚前にしっかり話し合いましょう。あなただけではなく、彼の為にもなりますからね。
10.彼は頼りになりますか?
私は東日本大震災の被災者です。家族や家屋は無事だったものの、半月以上不安な日々を過ごした記憶は、今でも頭の隅に焼き付いています。あの時、色々家族の事を考えてくれた夫は、かなり頼りになりましたね。(意見が割れて、少々揉めた時もありましたが)彼と家族になって良かったと思いました。
彼はいざという時頼りになりますか?
『いざ』ってそう頻繁に起こらないから『いざ』なんだろうから、チェックのしようがない? いいえ、普段の彼の行い・言動からもチェックすることも可能です。
なぜなら『頼りになる』は『腕っぷし』のことだけではないから。それは『考え方』であり、『心の強さ』であり、『優しさ』です。
勿論、あなたも彼にとっての頼りになる人でありたいですね。
・ここまで全部で20問! いかがでしたでしょうか?
これらは自分の経験や友人の話を聞いて書いた『主観的満載』の記事ですので、違和感を覚える人もいるかもしれません。それにあなたと彼にしか分からない尺度もありますからね。
この記事を読んだことをきっかけに、改めて彼の『人となり』を考えてみませんか?
残り10問に続きます。