結納をすることになると色々と準備が必要になってきますよね。結納を成功させるためにも結納に必要な品物は忘れることなくしっかり準備しなければいけません。
「でも、何を用意したらいいのか…」と正直わからないことばかりで焦ってしまいますよね。そんな人のために、結納に必要な品物について解説していきます!
目次
結納に必要な品物
結納をするには「結納品・結納返し・結納金・結婚記念品」などが必要な品物になります。しかし、結納に準備する品物は「関東」と「関西」で変わってきます。関東と関西捌の結納に必要な品物をご紹介しますね。
関東式結納品
関東式結納の結納品は正式には「9品目」となっています。
- 目録(もくろく)結納品の納品書「女性側に贈る品名と数量が書かれています」
- 長熨斗(ながのし)干しアワビ「不老長寿の食べ物です」
- 金宝包(きんぽうづつみ)結納金「相場は100万です。50万や100万など切りのいい金額が多いです」
- 末広(すえひろ)白無地の扇子「白無地は純真無垢を意味し、扇子の末広がりは繁栄を意味します」
- 友白髪(ともしらが)白い麻糸を白髪に見立てたもの「強い絆で結ばれるようにと。夫婦円満を願うもの」
- 寿留女(するめ)スルメ「非常食。噛めば噛むほど味がでる。味にある夫婦になって欲しいと願うもの」
- 子生婦(こんぶ)昆布「昆布の繁殖力にちなんで子宝に恵まれるようにと願うもの」
- 勝男武士(かつおぶし)鰹節「男性の逞しさを意味している」
- 家内喜多留(やなぎだる)お酒「お酒を飲みかわして良い親戚づきあいができるようにと願いを込めて。現在では現金で包みます。結納金の10%の金額を包むのが一般的です」
関東式は結納品を1つの台に全て飾ります。
関西式結納品
関西式結納も正式には「9品目」になります。
- 小袖料(こそでりょう)結納金「関東式とおなじです」
- 長熨斗
- 優美和(ゆびわ)婚約指輪
- 末広
- 高砂人形(たかさごにんぎょう)翁と姥の人形「末永く夫婦で仲むつまじく過ごせるようにと願うもの」
- 喜留女
- 子生婦
- 松魚料(まつうおりょう)関東式の「勝男武士」にあたります。
- 柳樽料(やなぎだるりょう)関東式の「家内喜多留」にあたります。「金額は関東式とおなじです」
関西式結納品の中には「目録」は含まれないので、結納品が9品目なら+目録となります。
関西式結納品は1つづつ献上台に飾ります。
結納返し
結納返しは男性側から結納をいただいたお礼に女性側に品物や現金をお返しする事です。
関東式では、結納品の「半返し」が一般的です。関西では、金銭的な負担は男性側がもつという風習があるので結納返しはなかったのですが、近年では「1割」程度の金額を贈るのが一般的になってきています。
結婚記念品
婚約した証しとしてお互いに贈りあう品物になります。
男性側からは「婚約指輪」が圧倒的に多いです。関西の場合は、結納品として婚約指輪は含まれているケースもあるので、そんな場合には、時計やアクセサリーなどが贈られます。女性側からは「腕時計」が最も多いですが、スーツや靴などといった実用的な品物を贈る場合もあります。
結納に必要な品物は昔だと9品目が一般的でしたが、最近では略式結納をおこなう人が多くなってきています。そのため、結納品の品数は9品目から、関東だと「7品目・5品目」、関西だと「7品目・5品目・3品目」になってきているようです。ただ、結納の品数も両家で決めなければいけないので、結納前に両家で相談して決めるようにしましょう。
次の記事は「結納の当日の流れ」と「結納品の飾り方」をご紹介するので続けてチェックしてくださいね!