前回の【前編】に続き、披露宴の一般的な流れについてご紹介していきます。まだ【前編】を読まれていない方は、こちらをチェックしてみてくださいね!
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一般的な披露宴の流れ&注意点のご紹介【前編】
昨今の披露宴は様々な演出が増えてきました。しかし基本的な流れは昔と変わっていません。一番の違いは昔は媒酌人が必ずいて、新郎新婦両家ファーストな内容の披露宴でしたが、最近はゲストファーストな内容の披露宴 ...
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披露宴の後半は、お色直しや余興、新婦手紙など楽しく感動的なシーンがあります。ゲストも楽しみにしているでしょう。だからこそメリハリ、時間配分が重要です。
ここからは披露宴後半の流れと注意点をご紹介します。
披露宴後半の流れ
新郎新婦再入場
キャンドルサービスやテーブルごとにゲストと写真を撮ったり、様々な演出をしながらテーブルラウンドをします。この演出は割と時間がかかります。ここでどれだけ時間短縮するかがポイントです。
友人スピーチ
新郎側、新婦側の順で行います。披露宴前半に友人スピーチする場合もあります。
ゲスト余興
新郎側、新婦側それぞれだったり1組だったり。余興なしの場合は新郎新婦主催でゲームを行ったりすることもあります。
祝電紹介
司会者が祝電紹介を行います。事前に読む順番や数が多い場合は全部読まず名前のみの紹介など、司会者から新郎新婦へ確認します。
新婦手紙・両親へギフト贈呈
新婦からご両親へお手紙を読みます。その中でゲストへのお礼もお伝えする方もいます。事前に泣いてしまって読めそうにないという方は、司会者が代読したり新郎が代読したりする方もいます。その場合お勧めは断然、司会者です!
同じ女性ですし、やはりプロと素人の代読は違います。また当日読めるところまで読んで、詰まってしまったら代わってもらう事も可能です。
両家代表挨拶
両家を代表し新郎の父が謝辞を述べます。婿養子の場合は新婦の父が述べる事もあります。
新郎挨拶
新郎が謝辞を述べます。なかなか緊張の場面ではありますが、お勧めはカンペを見ずに話す事。詰まりながらも前を見て話したほうが、よりゲストへ感謝の気持ちが伝わります。
新郎新婦退場
新郎新婦はお見送り準備の為、先に退場します。両家両親一緒に退場する方もいれば、新郎新婦のみの方もいます。
エンドロール
当日の映像を交えたエンドロールを上映することが多いです。必ずやらなければいけない演出ではありません。
お見送り
新郎新婦、両家両親が並びゲスト一人一人にお礼をしながらお見送りします。その際プチギフトを渡す方がほとんどです。
披露宴を行う際の注意点
披露宴の2時間半たっぷりと時間があるように見えて、実はあっという間です。ゲストの事を考えてあれもやりたい、これもやりたいと思いがちですが、正直自己満足な新郎新婦もいました。演出が増えるという事はそれだけ時間もかかるという事です。
やりたい事を詰め込みすぎて3時間、3時間半披露宴なんて事もありました。それでも友人などの若い人達は楽しいかもしれませんが、ご年配の方たちには負担がかかります。私が実際現場で働いていた時、「これ何時に終わるの?」「先に帰ってもいいかしら?」なんて声をかけられた事もあります。
式場によっては延長料金をとられる場合もあります。延長理由が式場都合か?お客様都合か?にもよります。でも延長料金を請求する式場は少ない様に思います。それは式場都合・お客様都合の線引きが難しいのです。式場側は延長しない為に、新郎新婦には食事・歓談の時間は我慢してもらい、進行をどんどん進めます。
また式場側はコース料理を提供しなければいけません。しかしゲストはだいたい何か演出が始まると、料理を食べる手がとまります。食べてくれないと料理もさげられないし、新しいものも出せない状況になります。盛りだくさんな演出をどうにかこうにか終わらせても、料理を全て出し切らなければ披露宴を終わらせません。料理待ちなんて事もありました。
演出をしぼって、ゆっくりと食事・歓談の時間をとってあげることもゲストファーストだと思います。それは新郎新婦の為にもなります。二人もゆっくり食事がとれ、ゲストとゆっくり写真が撮れる時間になります。
まとめ
披露宴の流れはメリハリが大切です。
例えばケーキ入刀や乾杯がある前半は明るく!、新婦手紙やギフト贈呈がある後半は感動的に!
雰囲気、順番、所要時間など、やはりプロのウェディングプランナーに相談するのがベストです。多くの経験があるからこその工夫、アイディアを持っていると思います。
新郎新婦とゲスト全員が「いい披露宴だったね」と思える披露宴にして下さいね。
