結婚が決まると両家顔合わせをおこなう新郎新婦は多いです。初めてのことなので「失敗しないかな?」という不安を持つ人も少なくありません。
両家顔合わせは、結納のように形式ばってはいませんが、一応、当日の流れというものがあり、当然マナーもあります。特にマナーは、知っておかないと相手に「常識がない!」と思われる恐れがあるので注意したい点です。
今回は、両家顔合わせの一般的な当日の流れとマナーをご紹介します!
【両家顔合わせ】当日の流れと気をつけておきたいマナー
両家顔合わせは、お互いの家族が初めて会うので、大切な記念日になります。その記念日が心に残るように新郎新婦の2人で演出したり、プログラムを考えるケースが多くなってきています。
ここでは、両家顔合わせの一般的なプログラムに沿って当日の流れと気をつけておきたいマナーを説明していくので、参考にしてくださいね!
待ち合わせ場所
両家顔合わせの待ち合わせ場所は「食事をする会場の前」が一般的です。
予約時間に遅刻するのは絶対にしてはいけないので、予約時間の「5~10分前」には会場についておくようにしましょう。もし、会場に早くついてしまっても全員が揃うまでは会場に入らないのがマナーなので、外で待つようにしましょう。また、遠方から両親がくる場合は、本人がその場所に迎えに行き家族全員が揃ってから会場に向かうようにしましょう。
両家顔合わせでは、両家で服装の「格」を合わせるのがマナーです。一方がフォーマルな服装で、もう一方がカジュアルな服装になってしまうと両家でバランスが取れずに嫌な雰囲気になってしまいます。
服装は、男性はダークスーツ、女性はワンピースやスーツが一般的です。新婦は派手なアクセサリーや丈の短いスカート、明るすぎる派手な色の服はマナー違反となるので、落ち着いた服装&アクセサリーを選ぶようにしましょう。
席につく
会場を予約するときに、両家顔合わせをしたい旨を伝えておくと会場側も人数分のレイアウトをしてくれています。
席次には決まりはないのですが、一般的な席次の座り方を説明しておきますね。入口から遠い方に新郎側、入り口側に新婦側の家族が座ります。奥から父親・母親・本人と座っていくのが一般的な座り方になります。
はじまりの挨拶
始まりのあいさつは進行役がおこないます。一般的には新郎又は新郎の父親がつとめます。内容は、今日集まってもらったお礼や趣旨などを話します。堅苦しい形式ではありませんが、はじまりの挨拶はしっかり挨拶するようにしましょう。
始まりの挨拶後に両家の家族紹介をおこないます。紹介は、本人達が自分の両親の紹介をします。順番は男性側、女性側の順におこないます。
婚約記念品の交換
最近では、演出の1つとして「婚約記念品の交換」をするケースが多くなってきています。
男性からは「婚約指輪」、女性からは「腕時計」を贈る方が多いようです。婚約記念品の交換はあくまでも演出になるので、するしないはあらかじめ両家で決めておくようにしましょう。
乾杯&会食のスタート
乾杯の挨拶も進行役がつとめるのが一般的です。手短な挨拶の後に「乾杯!」と添えるだけでもOKです。食事を楽しみながら親睦を深めていきます。
ここからは、新郎新婦の腕の見せ所です!顔合わせ前に2人でどんな話しをするか相談し、場が和やかな雰囲気になるような話題を見つけておくようにしましょう。2人の出会いや子供の頃のエピソード、出身地の話題などなら両親もスムーズに話題に入れるのでおすすめです!
会食でのマナーとして飲みすぎには注意してください。自分は大丈夫と思っていてもついつい飲み過ぎてしまい失態を冒してしまう可能性もあります。また、会食中の話題は「自慢話・宗教・病気」などは避けるのがいいでしょう。他にも家族にとってNGな話題がある場合は事前に相手に伝えておくようにしましょう。
結びの挨拶とお礼
結びの挨拶も進行役がおこないますが、進行役が男性側の父親なら進行役が締めくくる前に新郎新婦から今日のお礼と親への感謝の気持ちを伝えます。最後に記念写真を撮ると記念にもなるのでおすすめです!
両家顔合わせは「親睦」を深めるのが目的
両家顔合わせは、結納のように「家と家の繋がり」ではなく、両家がこれから仲良くなるための親睦を深めるためにおこないます。でも、できればスムーズに楽しく進めたいですよね。
そのためにも当日の流れを決めてマナー違反がないようにしておくのがいいですよね。今回の記事を参考に、自分達にピッタリなアットホームな両家顔合わせを考えてみてください!
